札幌は今朝から大雪です。

さて今日は午前10時から臨時道議会が開かれ、先ほど15時前に閉会しました。

今回は国の緊急経済対策の実施に伴う補正予算などに呼応するため、農業農村整備、水産基盤、河川などの公共事業費に953億円、特別対策事業費等に334億円などを措置するものです。

補正予算の総額は一般・特別会計合わせて1501億円ですが、それに充てる歳入予算のうち道債つまり北海道の借金は651億円というものです。

これによって今後30年間の借金返済額は、元金だけでも毎年約22億円増額されます。
また道の一般会計での道債残高は、2011年度予算では5兆6千億円、今年度2012年度で5兆8千億円で、これまで高橋知事はこれをピークに減少に転じると説明し、必要な事業を縮小させ、何度も道職員の給与を下げ続けてきたわけです。

しかし今回の大型補正予算によって今年度末の道債残高は5兆9千億円を突破。今回提案された「道営住宅特別会計」と合わせるとほぼ「6兆円」となります。

年間の手取りともいうべき一般財源が1兆5千億円に満たない北海道が、その4倍にも達する借金を抱えることになるわけで、その上、第2次安倍内閣によって2013年度以降、地方交付税が大幅減額され続けば(職員給与を独自削減してきた自治体の交付金は減額しないという発言があったらしいですが…)、北海道は全く首が回らず、柔軟な発想による自由で効果的な事業の実行、道民サービスの提供をも行われなくなってしまうのではないかと大変危惧をしております。

道議会議員として重い責任をまた一つ背負いつつ、頑張って参ります。