6月16日にルスツリゾートで行われた企業の若手社員の研修会に講師として招かれました。

 私は、若者こそ政治に関心を持ち選挙に行くことが大切と理解してもらおうと、「若者が主役の政治をめざそう」と題して2時間にわたり講演とグループ討論・発表会を行いました。

 講演では労働者や生活者の視点に立った政策を掲げる民主党と、大企業や高額所得者優先の政策を実行する自民党との違いや、今の自民党安倍政権が進めている成長戦略・アベノミクスでは労働者の生活や職場環境が良くならず、競争が進めば進むほど悪化していくことを説明しました。

 また、若者が投票に行かない→政府や議員は投票に行かない若者よりも、投票率の高い高齢者向け政策を優先する→さらに若者の政治離れが進み投票に行かない、という悪循環になっていることを指摘して、仕事も生活も政治と密接な関係にあり良くも悪くもなる、より良くするために投票に行こうと訴えました。

 グループ討論では「もし議員になったら」というテーマで、自分が議員になって実現したい「若者のため」の政策を提案してグループ内で討論・選出し、全員の前で発表(プレゼン)してもらいました。
 「結婚・子育て支援手当」や「不妊治療の保険適用」、「高校義務化」、「自転車専用レーンの普及」、「ネット投票の環境整備」など様々な政策が出され、若者も実は政治的関心が高いことを実感しました。

 アンケートでも「若い世代の私達がまず政治を知り興味を持ってもっと勉強しなければならないと思いました」などの回答が多く、講演の目的は達成されたようで一安心していますし、私も貴重な講演の経験を重ねることができて、とても有意義な2時間を過ごすことができました。

 これからも地方議員のほうから若者の集まるところに駆けつけて会話に加わり、議論を深めていきたいと思います。